2010年2月20日~21日の日程で、関東4チャプター(茨城チャプター・栃木チャプター・群馬チャプター・埼玉チャプター)合同企画の『関東4チャプター交流会』が、茨城県古河市の「古河市交流センター平成館」で開催されました。
5回目を迎えた今回は、メイン幹事を茨城チャプターが、サブ幹事は栃木チャプターが務め、当日は東京都内や神奈川県からもご参加をいただき、最大30名を超える参加者数を記録しました。
以下、2日間のもようをレポートします。
1日目(2010/2/20)
アイスブレーク
- 1:00pm~1:50pm
- 茨城チャプター・実行委員 八幡健一氏
まずはアイスブレーク。開会宣言のあと、各チャプターの代表者が自チャプターの活動報告や活動計画を紹介。続いて4人1組になっての自己紹介タイム。めいめいが交流会参加の理由やコーチングとの関わりを語りました。ひととおり自己紹介が終わると2人を残して残りの2人が別のグループへ移動し、再び自己紹介や前のグループでどういう話があったのかを披露。できるだけ多くの人と交流が深められるような自己紹介タイムとなりました。
ICH(Ibachap Coaching Hour)スペシャル
- 2:00pm~3:30pm
- 茨城チャプター・実行委員 八幡健一氏
基調講演の平野圭子コーチの到着が遅れたため、プログラムを入れ替えてICH(イバチャプ・コーチング・アワー)スペシャル。茨城チャプターの例会で開催しているコーチング・エクササイズをたっぷり行うというもの。今回はスペシャルとして『4チャプターが交流する』コーチングのワークを展開。2人1組で、自由なテーマで15分間のコーチングと5分間のフィードバックタイムを2回繰り返しました。
基調講演~スキルアップのための90分
- 3:30pm~5:00pm
- 日本コーチ協会理事 平野圭子氏
平野圭子コーチの基調講演は、『スキルアップのための90分』ということで、コーチングのスキルを上げるワーク中心のプログラムとなりました。
国際コーチ連盟(ICF)の定めるコーチの『コア・コンピタンシー』では、目指すコーチ像として規定されており、ICFの認定制度の中で最高位にあたる『MCC』は、「クライアントのすべてにフォーカスするとともに、ごく自然な会話を展開することができるスキル」を有することが求められています。
このスキルを養うには、実はオブザーバーとしてセッションに参加することが有効である、と平野コーチ。そこで3人1組になり、コーチ役とクライアント役が15分間のコーチングを行っている間に、オブザーバーは、クライアント役に焦点を当てて、クライアントの様子をさまざまな角度から観察、リスニング・チャートに書き込むワークを行いました。ふだん、オブザーバーはコーチ役に目が行きがちですが、クライアントに焦点を当てることに新鮮な感じを受けました。
懇親会
- 6:00pm-8:00pm
泊まりがけの交流会だからこそ、時間を気にすることなく酒食をともにできるのが醍醐味。しかもふだんは味わえないチャプター間を越えての交流で皆さん大盛り上がり。
懇親会終了後も場所を座敷に変え、夜の更けるのも忘れて、笑い声の絶えない楽しい交流を深めました。
2日目(2010/2/21)
CQ(Coaching Quality)を磨く
- 9:30am~11:00am
- 茨城チャプターチャプター長・西村雅司氏
2日目は『CQ(Coaching Quality)を磨く』と題したワークを行いました。2人1組になって研修室から室外に場所を移し、1人が誘導役、1人が目を閉じて研修施設周辺の公園内を自由に散策する『ブラインド・ウォーク』。誘導役が足下の状態や目的地までの距離感を細かに説明し、相手を誘導していくわけですが、ワーク後の参加者の声を集めると、それでも「歩き出しは怖く感じた」「安全なときこそ声をかけなければ目を閉じている方は不安」「言葉だけでエスコートすることの難しさを思い知った」といった声が聞かれ、改めてクライアントの気持ちを見つめ直し、自身のコーチングスキルを磨く時間となりました。
振り返り~第6回の交流会に向けて
- 11:15am~11:45am
- 茨城チャプターチャプター長・西村雅司氏
1日目だけの参加者も含め、各参加者にはアンケートを実施しましたが、改めて2日目の参加者を対象に、茨城チャプターチャプター長・西村雅司氏の進行のもと、今回の交流会を振り返りました。参加者からは「充実した交流会に参加できて良かった。来年もぜひ参加したい」との声が相次ぎました。