2013年2月23日~24日の日程で、関東4チャプター(埼玉チャプター・茨城チャプター・栃木チャプター・群馬チャプター)合同企画の『関東4チャプター交流会』が、茨城県古河市の「古河市交流センター平成館」で開催されました。
8回目を迎えた今回は、「自分と出会う、仲間と出会う」というキャッチフレーズを定め、それに即した催しを展開。各県から延べ30名の参加者を集め、盛況のうちに終了しました。
以下、2日間のもようをレポートします。
1日目(2013/2/23)
基調講演~『「聞く」ということ~コーチングの原点』
- 1:00pm~3:30pm
- 日本コーチ協会理事 平野圭子氏
毎回恒例となった、日本コーチ協会理事・平野圭子コーチの基調講演。今回は『「聞く」ということ~コーチングの頂点』というテーマで進行しました。
コーチングにおいて、何をおいてもまず大切なスキルが「聞く」ということです。「聞く」ことがおろそかになると、相手の自発的な行動を促す質問ができません。そういったことを体感するために、今回は講演もそこそこにコーチング・エクササイズをたっぷりと行うことに。
3人1組となって、コーチ役・クライアント役・オブザーバーの3者に分かれ、クライアント役は自身の将来の夢を語り、コーチ役はその内容を聞き届けた上で、15分間のコーチング・セッションを行うとともに、最後にクライアントの頭や胸の内に残るような質問を3つ書き出し、プレゼントする趣向です。またオブザーバも2人のやりとりを見届けた上で、オブザーバーの見地からクライアント役にやはり3つの質問をプレゼント。これを3人で交代しながら進行しました。
参加者から「コーチ役のときとオブザーバのときの質問内容に違いがある。オブザーバのときの方が、より多角的に質問を繰り出すことができる」といった声が聞かれました。
埼玉チャプター主催ワークショップ『自尊感情を高めるワーク Part1』
- 3:45pm~6:30pm
- 埼玉チャプター・武内範登(たけうち よしのり)氏
メイン幹事・埼玉チャプターは、定例セミナーで好評だった武内氏の『自尊感情を高めるワーク』を2日間にわたって開催し、参加者の自己肯定感を深めるという「自分と出会う」ワークショップを演出しました。
(株)コーチ・エィ CTPクラスコーチでもある武内範登氏は、ご自身の周辺で起きた不測の事態を機に、自尊感情を高める手段としての『構成的グループエンカウンター』と出会い、自尊感情を高める取り組みを長年実践されてきました。
まずは自尊感情を高めるワークのオリエンテーションを行い、その目的や内容、ルール等の解説がありました。
続いては、各自ペンネームを設定し、それをボール紙で作成した大きなプラカードに好きなように書き込むとともに、ワークが終了するまでは本名をいったん横に置き、ペンネームで過ごす指示を受けました。
続いて、2人1組になったり4人1組となったりと、次々にグループを変えながら、相手にインタビューをしてプロフィールを引き出し、他者紹介を行ったり、「自分が好きです。なぜならば……」と自分が自分を好きな理由を挙げるなど、自己肯定を育む複数のエクササイズを実施。参加者それぞれが自己肯定感にひたる時間を過ごしました。
懇親会
- 7:00pm-9:00pm
泊まりがけの交流会だからこそ、時間を気にすることなく酒食をともにできるのが醍醐味。今回はサブ幹事である茨城チャプターの西村チャプター長の挨拶に始まり、チャプター間を越えての交流で参加者一同大いに盛り上がりました。
いつも、食べきれないくらいのたくさんの料理を、とてもリーズナブルなお値段で用意していただいています。『平成館』の皆さま、ありがとうございます。
そしていつものように懇親会終了後も場所を座敷に変え、日付変更線を越えて、笑い声の絶えない楽しい交流を深めました。
2日目(2013/2/24)
埼玉チャプター主催ワークショップ『自尊感情を高めるワーク Part2』
- 9:00am~12:00am
- 埼玉チャプター・武内範登(たけうち よしのり)氏
2人1組になってマッサージを行い、お互いのリレーションシップを引き出し合ったり、『魂の故郷探し』と題して自分の心が一番落ち着く場所、癒される場所、元気がもらえる場所を引き出して魂の拠り所を再確認しました。
最後は4人1組となり、相手の良いところを見つけ出して好意的印象を伝え合うワークを行いました。参加者からは「周囲から好意的印象を伝えてもらって、とても気持ちが良い」という声がありました。
かくして、参加者の自己肯定感にさらに磨きがかかった2日間でした。